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【作例&レビュー】CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MM 中望遠単焦点の魅力満載

はじめまして、管理人のTOMOYUKIです。今回はCONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMレビューです。焦点距離135mm となかなか普段使いしにくいレンズですが、標準域では切り取れない世界を写してくれます。135mm程度でも圧縮効果も得られると感じました。人物と風景が一体となるような写真がとても面白いですね。それではレビューと作例をどうぞ!

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写真を愛する方にとって、「このレンズを持っていれば絶対に外せない」という逸品は誰しもあるのではないでしょうか。もし、その一本を探しているなら——特にポートレートや風景撮影を中心に作品づくりを楽しみたい方にとって——CONTAX Sonnar T 135mm F2.8 MM* は強くおすすめしたいレンズです。カールツァイスが誇る歴史と技術の粋を結集し、中望遠のやわらかな圧縮効果と美しいボケ味を実現。あなたの撮影ライフを、きっと格上げしてくれることでしょう。

CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMのおすすめポイント

「その瞬間を芸術に昇華する、至極の中望遠レンズ」
この一言に尽きるほど、CONTAX Sonnar T* 135mm F2.8 MM は「撮りたいシーン」をドラマチックに切り取る力を秘めています。特にポートレート撮影においては、被写体を浮き立たせるボケ表現が素晴らしく、どこか“ポエティック”な味わいを生み出すことが可能です。さらに風景撮影でも、絞り込めばシャープな描写が得られ、クリアな描写と質感の表現力に思わずうなることでしょう。
現代の最新オートフォーカスレンズにはない、クラシックレンズならではの“手応え”をぜひ手に取って体感してみてください。

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CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMのメリット

このレンズを手にする喜びは、ただ写真を撮るだけにとどまりません。

  • 特別な瞬間を逃さない感動
    マニュアルフォーカスを合わせるひとときが、あなたの撮影体験をより深く、豊かなものにします。ピント合わせのプロセスそのものが、まるで職人の手仕事のような充実感をもたらすでしょう。
  • 作品クオリティの向上による満足感
    Sonnar特有の豊かな階調表現と、独特の立体感を持つ描写力。友人や家族のポートレートを撮れば、「まるでプロに撮ってもらったみたい」と感嘆の声が上がるはずです。SNS にアップした際も、フォロワーから一目置かれる存在になるかもしれません。
  • クラシックレンズコレクションの充実
    カメラ愛好家にとって、「良いレンズを揃えること」は大きな喜び。あの伝説的な CONTAX の銘玉を所有しているという優越感が、撮影欲をさらに掻き立ててくれます。
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CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMのヒストリー

CONTAX というブランドは、カールツァイス(Carl Zeiss) 社と日本のヤシカ(後に京セラ)との協業によって生み出されました。もともとカールツァイスはドイツが誇る光学機器メーカーであり、19世紀半ばから高品質のレンズづくりに携わってきました。
一方、ヤシカは高精度カメラの製造技術を武器に成長を続けていた日本企業です。この両社がタッグを組むことで、1970年代から 80年代にかけて「CONTAX」として革新的なカメラシリーズを続々投入。その中で誕生したのが、Sonnar T 135mm F2.8* シリーズでした。
「Sonnar(ゾナー)」というレンズの名称は、カールツァイス社が昔から受け継いできた伝統的な設計思想に由来しており、もともとは高い光学性能を誇る望遠レンズラインの総称でもあります。とりわけ135mmの焦点距離は、ポートレートや風景撮影で非常に汎用性が高く、クラシックカメラファンのみならずプロの写真家も魅了してきた歴史があります。

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CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMの豆知識:補足情報や関連情報

  • “T”コーティングとは?*
    カールツァイス独自の特殊コーティング技術“T*コーティング”が施されているのが大きな特徴です。フレアやゴーストの発生を極力抑え、コントラストと色再現性を高めてくれます。特に逆光や光源が複雑に入り組んだシーンでその違いがはっきりと現れます。
  • MMタイプと AEタイプの違い
    Sonnar 135mm F2.8 には古い世代の AE タイプと、後期モデルの MM タイプがあります。MM タイプは絞りリングにカメラ本体側でのプログラムAEやシャッター優先AE、TTL機能との連動を可能とする追加構造があり、より撮影の幅が広がるのが特徴です。
  • アダプター運用
    デジタル時代では、ソニー E マウントやマイクロフォーサーズなど、さまざまなマウントにアダプターを介して装着できます。オールドレンズ好きにとっては“マニュアル撮影の魅力”を存分に味わえる定番の組み合わせでもあります。
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⑤ CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMのスペック

以下の表は、CONTAX Sonnar T* 135mm F2.8 MM の主な仕様です。

項目内容
メーカーCarl Zeiss (Kyocera/Contax)
レンズ構成4群5枚 (Sonnarタイプ)
焦点距離135mm
絞り値F2.8 ~ F22 (1/2段ステップ)
最短撮影距離約1.0m
フィルター径55mm
マウントCONTAX/Yashica マウント(MMタイプ)
絞り羽根枚数8枚
コーティングT* マルチコーティング
重量約 600g 前後
全長約 95mm (マウント部除く)
最大径約 64mm

スペックから見ても、F2.8の明るさと 1m 程度の最短撮影距離は、ポートレート撮影でのボケ表現を作り出すのに理想的です。Sonnar レンズ構成は古くから定評があり、シャープさと柔らかなボケの両立に優れています。

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CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMの特徴

  1. シャープネスと柔らかさのバランス
    Sonnar T* 135mm F2.8 は、絞り開放付近でも中心部はシャープながら周辺部にかけてのボケが美しく、被写体を柔らかく包み込むような描写が特長です。
  2. 優れた階調表現力
    カールツァイスが長年培ってきた光学設計と T* コーティングの組み合わせにより、光と影の微妙なニュアンスがしっかりと描き分けられます。暗部からハイライトまでなめらかな階調が得られるため、モノクロからカラー写真まで幅広く活用できます。
  3. 背景の圧縮効果
    135mm という中望遠域は背景を圧縮してボケを強調するため、人物撮影で周囲の情報を整理して主題を際立たせられます。風景では遠景がギュッと密集した迫力ある構図づくりに向いており、見慣れた場所でもまったく新しい画角の感覚が得られます。
  4. マニュアルフォーカスの楽しさ
    MF(マニュアルフォーカス)撮影は慣れるまでは少し手間がかかりますが、ピントを合わせる際に感じる“手応え”は格別。あなたの意思をダイレクトに写真へ投影できるので、レンズの個性を活かした表現がしやすい点も大きな魅力です。
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CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMの人気

発売当初からCONTAX シリーズはカメラファンの憧れでしたが、その中でも Sonnar T* 135mm F2.8 は長らく人気を保ち続けています。中古市場でも比較的流通量はあるものの、コンディションの良い個体はあっという間に売り切れることもしばしば。特に MM タイプは AE タイプより生産数が少ない時期もあり、希少性の高さから人気が集中しています。
加えて、アダプター運用のしやすさからオールドレンズブームが本格化する中、若い世代のカメラユーザーの間でも注目度が上昇。流行り廃りに関係なく、クラシックレンズの名玉として根強いファンを獲得していることは“安心感”にも繋がるでしょう。

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CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMのHowTo:賢い使い方など

  1. 最初は絞り開放でポートレートを
    このレンズの魅力は何といっても美しいボケ表現。絞り開放(F2.8)でポートレートを撮れば、やわらかいボケが人物を際立たせます。まずは屋外や自然光のある環境で試してみましょう。逆光気味でも T* コーティングがしっかりとコントラストを保ってくれます。
  2. 風景やスナップには絞ってシャープさを
    F5.6 〜 F8 前後まで絞って撮影すると、周辺までしっかりとシャープな描写が得られます。山や街並み、建築物など、被写体をクリアに写し込みたいシーンでは積極的に絞りを活用すると良いでしょう。
  3. マニュアルフォーカスのコツ
    現行のカメラへ装着してライブビューやピーキング機能があれば、MFのハードルは格段に下がります。ファインダー越しでもピントエイドのついた機種なら合わせやすいです。被写体が動く場合はやや難易度が上がるので、シャッタースピードを上げるなど工夫すると失敗が減るでしょう。
  4. アダプター選びに注意
    デジタルで使う場合、質の悪いアダプターだとフランジバックがずれたり、無限遠が出なかったりすることがあります。オールドレンズ遊びを快適にするためにも、評判の良いメーカーのマウントアダプターを選ぶことをおすすめします。
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CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMのクロージング

時代を超えて愛されるCONTAX Sonnar T* 135mm F2.8 MM。その持つ描写力や操作感は、一度使うと手放せなくなるほど魅力的です。オールドレンズとしてはもちろん、現行のデジタルカメラでも個性を発揮し、「どんな写真を撮っても、なにか特別な雰囲気を演出してくれる」、そんな不思議な魔力があります。
もしこの機会を逃してしまうと、次に良品が手に入るのはいつになるか分からないのが中古市場の難点。在庫がある“今”こそが、手に入れる絶好のチャンスかもしれません。あなたの撮影スタイルを一段上のステージへと引き上げるパートナーとして、ぜひ早めのご検討をおすすめします。

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CONTAX Sonnar T*135mm F2.8 MMの特記事項・注意:取引上の注意

  • カビ・ホコリなどのチェック
    オールドレンズは経年劣化によってカビやホコリ、バルサム切れなどが生じている場合があります。購入前に十分に確認し、販売業者や個人売買の場合は写真で状態をよく見極めることが大切です。
  • 動作確認
    絞りリングやヘリコイドの動きに引っかかりがないか、絞り羽根に油染みがないかなど、正常に機能するかを確認しておきましょう。
  • 互換性の確認
    カメラ本体とアダプターの相性により、撮影距離や絞り制御などに影響が出る場合があります。マニュアル撮影で使えるか、露出制御はどうなるかなど、事前に調べておくのが安心です。
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まとめ

カールツァイス伝統の “Sonnar” 設計と T* コーティングによる高い描写力を備えたCONTAX Sonnar T* 135mm F2.8 MM は、まさに“中望遠レンズの王道”と呼ぶにふさわしい一本です。クラシックな外観やマニュアルフォーカス操作から生まれる“手応え”も、現代の写真表現に一味違うスパイスを与えてくれます。
ポートレートから風景撮影まで、多彩なシーンで活躍するこのレンズを手に入れれば、きっと「あの伝説の CONTAX の描写」を自分のカメラで体感し、“特別な写真体験”を堪能できることでしょう。市場に出回る良品が少なくなってきている今、もしあなたの手元に迎えるチャンスがあるなら、迷わず手にする価値がある——それが、CONTAX Sonnar T* 135mm F2.8 MM の真の魅力です。

あなたもぜひ、このクラシックレンズの世界に足を踏み入れ、写真という芸術をより深く味わってみてはいかがでしょうか。

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管理人のTOMOYUKIです。写真が趣味の会社員で、このサイトではカメラやレンズなど写真に関する情報を紹介しています。実際に使用した製品の感想や写真を通じて、カメラやレンズ選び、撮影の参考になれば嬉しいです。写真好きの方とのつながりを大切に、ゆるやかに情報を発信していきます。どうぞよろしくお願いします。

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