https://camera-lens-talk.com

sigma レンズ

【作例&レビュー】SIGMA ART 70mm F2.8 DG MACRO|「等倍で、カミソリ」日常をアートにする万能マクロ

はじめまして、管理人のTOMOYUKIです。今回はSIGMA ART 70mm F2.8 DG MACROのレビューです。

私はSONY向けのEマウントを購入し、α7Ⅲで撮影をしています。正直、40mmや50mmの標準レンズで、ある程度寄れるレンズがあればマクロはいらないかなと思っていました。しかし、マクロレンズの世界を知るとそれはもう新たな扉が開かれた感覚で、その虜になりました。標準レンズよりは重くなるデメリットはありますが、寄れて・標準撮影もできるそんな一本を手に入れるともうこれ一本でいいのではと思ってしまうほどです(笑)

そんなマクロ撮影は、実は“解像力の魔力”です!
SIGMA ART 70mm F2.8 DG MACROは、等倍(1:1)で被写体の質感を容赦なく拾い上げ、ピント面はスパッと鋭く、ボケは色にじみを抑えて素直に溶ける——そんな「撮った瞬間に気持ちいい」レンズです。
しかも70mmという絶妙な中望遠寄りの焦点距離は、物撮り・花・テーブルフォト・スナップ・ポートレートまで守備範囲が広い。**“1本で勝てるマクロ”**を探しているなら、真っ先に候補に入ります。

それでは作例やレンズの解説をどうぞ!

① おすすめポイント:切れ味バツグンのマクロ

「等倍で、カミソリ。——撮った瞬間、質感が立ち上がる。」

② メリット:日常〜非日常までこれ1本

  • 商品撮影が強くなる:ロゴのエッジ、金属のヘアライン、布の織りまできっちり描く
  • 花や小物が“触れられそう”に写る:等倍で寄れるから、肉眼以上の世界が出る(最大撮影倍率1:1) 
  • ポートレートもいける:70mmは顔の立体感がきれいにまとまりやすく、背景も整理しやすい
  • 撮影→現像が楽:色にじみ(色収差)を抑える設計思想で、仕上げのストレスが減る 

「撮ったのに、ディテールが乗っていない」「拡大すると眠い」——そのモヤモヤが減るだけで、撮影がどんどん楽しくなります。

このモヤモヤが抜けることで写真が一段と楽しくなります!ぜひこの感覚を味わってもらいたいです♪

③ ヒストリー:伝説の70mmマクロが“Art”で再登場

このレンズは、シグマのArtライン初のマクロとして発表されました(2018年のニュースリリースとして報じられています)。
公式ページでも「多くの写真愛好家から『カミソリマクロ』の異名で高い評価を得た伝説のマクロが、さらに進化」といった文脈で紹介されており、過去の評価を踏まえた“再設計”の位置づけが読み取れます。

また、同社は2012年にSIGMA GLOBAL VISIONを発表して以降、Art / Contemporary / Sportsという3ラインで「画質の思想」を明確化してきました。
その“画質本位”をマクロでやり切ったのが、この70mm F2.8 DG MACROです。

④ 豆知識:70mmマクロは“寄れる標準レンズ”として使うと強い

マクロ=100mm前後のイメージが強いですが、70mmは

  • 室内の物撮りで距離が取りやすい(長すぎない)
  • 被写体に寄っても背景がうるさくなりにくい(広角マクロより整理できる)
  • スナップの切り取りも得意(画角34.3°) 

つまり「寄れる・写る・使える」が揃った“実用品”です。

⑤ スペック:特徴・基礎情報

主な仕様(メーカー公表)

項目内容
センサーフォーマットフルサイズ(DG)
レンズ構成10群13枚
絞り羽根9枚(円形絞り)
最小絞りF22
最短撮影距離25.8cm
最大撮影倍率1:1(等倍)
フィルター径φ49mm
サイズ/重量(例)Lマウント:φ70.8×129.8mm / 605g(マウントで差あり)
付属品ケース、フード(LH708-01)、キャップ類
対応マウントL / Sony E / SIGMA SA / Canon EF(※一部生産完了)

⑥ 特徴:このレンズ“独特の強み”

1) 距離が変わっても画質を落としにくい「フローティングフォーカス」

撮影距離による収差変動を抑えるため、2つのフォーカスレンズ群を異なる移動量で動かすフローティングフォーカスを採用。最短から無限遠まで高画質を狙った設計です。

2) 色にじみを抑えて“解像で殴る”ガラス構成

FLD/SLDガラスを含む複数の特殊低分散ガラス、さらに非球面レンズを採用し、軸上色収差などを徹底補正する方針が明記されています。

3) 逆光に強く、コントラストを守る

設計初期からフレア・ゴースト対策を徹底し、スーパーマルチレイヤーコート+フードで有害光を抑えるとされています。

4) バイワイヤ&フルタイムMFで“微調整が気持ちいい”

バイワイヤ方式+コアレスDCモーター、フルタイムマニュアル対応が公式に説明されています。マクロで重要な「ほんの少しの追い込み」がやりやすい。ある程度、AFで寄って細かい調整はMFでやると思い通りに描けると思います。

⑦ 人気:安心感(評価される理由・定番化)

この70mmは「カミソリマクロ」という呼び名が広く知られ、レビュー・メディアでも描写性能の高さが繰り返し言及されています。
また、公式が“画質最優先”を明言し、フローティングフォーカスや収差補正の考え方まで開示している点も、購入時の安心材料になります。

⑧ HowTo:賢い使い方

1) 等倍マクロは「被写界深度が薄い」前提で組み立てる

等倍(1:1)付近は、F2.8だとピントが紙のように薄くなります。

  • 作品として“ピン一点”を狙う → F2.8〜F4
  • 商品全体の情報量を出す → F5.6〜F11(回折とのバランスで調整)

F5.6くらいでテーブルフォトを撮るのもとても楽しいレンズです。

2) ピントは「AF→最後はMF微調整」が失敗しにくい

公式でもフルタイムMFに触れている通り、AFで寄せて最後をリングで整える運用が快適です。

3) 光は“1灯でいい”から整えると写真が一気にプロっぽくなる

マクロは影がすぐ硬くなります。

  • 窓際+レフ板(白い紙でもOK)
  • 小型LED+トレーシングペーパー
    この2パターンだけでも、商品撮影の歩留まりが上がります。

4) 70mmを「寄れる中望遠単焦点」として常用する

最短25.8cmまで寄れて、画角は34.3°。テーブルフォトからスナップまで“寄れる単焦点”として使うと稼働率が跳ねます。

おわりに

「マクロはたまにしか使わない」——そう思っていた人ほど、この70mmは刺さります。
理由はシンプルで、**“普段も使える焦点距離”で、しかも“等倍まで寄れる”**から。
被写体を選ばず、解像とボケの対比で写真の説得力を底上げしてくれる。一本で、物撮りも作品撮りも前に進む。そんなArtマクロです。

⑩ 特記事項・注意:取引上の注意(新品・中古どちらも)

生産完了マウントに注意

公式仕様欄では、**Sony E / SIGMA SA / Canon EF が「生産完了」**と明記されています(時期や在庫状況は流通で変動)。購入前にマウント選択は必ず確認しましょう。

マウントでサイズ・重量が違う

同じレンズ名でも、マウント別に全長・重量が異なります(例:Lマウント605g、SAマウント515g)。機材バランス重視の人は要チェックです。

中古購入チェック(失敗しない要点)

  • AF動作とピント精度(近接で迷いやすい個体がないか)
  • フォーカスリングの違和感(バイワイヤのためボディ相性も確認) 
  • 前玉・後玉の拭き傷、カビ、曇り
  • 付属フード/キャップの有無(保管性が変わる) 

まとめ:SIGMA ART 70mm F2.8 DG MACROは“質感表現の最短ルート”

SIGMA ART 70mm F2.8 DG MACROは、等倍で寄れて、ピント面は鋭く、ボケは色にじみを抑えてきれい。さらにフローティングフォーカスやコーティングなど、「画質を最優先する」設計意図が公式に明確です。
商品撮影を強化したい人にも、花や小物を“作品”にしたい人にも、そして「普段も使えるマクロが欲しい」人にも、かなり強い選択肢になります。

参考URL(外部リンク)

SIGMAさん公式
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/a018_70_28

ヨドバシカメラさん
https://photo.yodobashi.com/canon/lens/70_f28macroart

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

camera-lens-talk.com

管理人のTOMOYUKIです。写真が趣味の会社員で、このサイトではカメラやレンズなど写真に関する情報を紹介しています。実際に使用した製品の感想や写真を通じて、カメラやレンズ選び、撮影の参考になれば嬉しいです。写真好きの方とのつながりを大切に、ゆるやかに情報を発信していきます。どうぞよろしくお願いします。

-sigma, レンズ
-, ,