Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical

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【作例&レビュー】Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VM 広角の楽しさを実感

はじめまして、管理人のTOMOYUKIです。今回はVoigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMレビューです。このレンズは10年ほど前にどうしても欲しかったレンズの一本で、21mmと広角でかつ、F値が1.8と明るく、尖った印象のレンズでした。21mmという焦点距離でダイナミックに風景を切り取り、海や山など雄大な自然を印象的に撮影することができます。一方、最短撮影距離が0.5mなので比較的寄っての撮影もでき、テーブルフォトも全体感を表現することができます。そして開放で撮ったボケ感も十分楽しめ、絞ればしっかりと解像する、さすがAsphericalレンズだと唸る一本です。引いても良し、寄っても良し、開放でも絞っても良しということで、いろんな楽しみ方ができます。今回の作例は直近のものですが、過去思い出の写真を数多く生み出してくれたレンズです。中古市場でもあまり数多くは見ない個体だと思います。見かけた際はぜひ手に取って見て下さい。それではレビューと作例をどうぞ!

Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherica

「広角の世界で、もっと自由に撮りたい。」そんなあなたにぴったりなのが、Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMです。広大な風景からダイナミックなスナップシーン、さらには夜景や星空撮影まで、ワイドアングルならではの迫力とF1.8の明るい描写力を両立する一本となっています。マニュアルフォーカスの楽しさやクラシカルな外観も相まって、写真表現の可能性をぐんと広げてくれるでしょう。

① Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMのおすすめポイント

「大胆に、鮮やかに。ワイドビジョンの世界へ飛び込もう」

超広角21mmでありながら大口径F1.8を実現した本レンズは、ほかではなかなか体験できない“広さ×明るさ”のインパクトを備えています。以下の点が特におすすめです。

  • 圧倒的な臨場感
    独特の遠近感を活かしたダイナミックな構図が、見る人の心を一気に引き込みます。
  • F1.8ならではの明るさ
    広角レンズでは珍しいほどの大口径設計。室内や夕暮れ、夜景などの暗所でもシャッター速度を稼ぎやすく、手持ち撮影の幅が広がります。
  • クラシカルかつ上質なデザイン
    Voigtlanderブランド独特の金属パーツを用いた質感と操作感は、写真を撮る行為自体を格上げしてくれます。
Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherica

② Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMのメリット

「このレンズがもたらす“ハッピー”をイメージしよう」

  1. 旅先での絶景を広々と切り取れる感動
    海辺、山頂、街並みなど、広大な風景や大きな建築物も余すところなく写し込み、記憶に残るシーンを活き活きと描き出せます。
  2. 夜景や星空を楽しむワクワク感
    F1.8の明るさがもたらす恩恵は計り知れません。都会の夜景や星空を撮る際も、ISO感度を極端に上げずに済むため、ノイズを抑えたクリアな描写が期待できます。
  3. アーティスティックなボケ表現
    広角レンズながらボケも楽しめるのは大口径レンズならでは。背景を大きく取り込みつつ、被写体だけを際立たせるアーティスティックな作品づくりが可能です。
  4. マニュアルフォーカスによる撮影の楽しさ
    距離計やピントリングを駆使して、写真を“作り込む”喜びを堪能できます。撮影過程そのものがアートワークとなり、写真への愛着も深まります。
Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherica

③ Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMのヒストリー

「長い伝統が生んだ“ニュークラシック”」

Voigtlanderは世界最古級の光学機器メーカーとして、その歴史を19世紀にまでさかのぼります。ドイツで始まったブランドが時代の流れとともに日本のコシナ(Cosina)と連携し、最新の技術力と伝統的な光学設計を融合させてきました。

  • ULTRONブランドの継承
    「ULTRON」はVoigtlanderの歴史あるレンズラインの一つで、高品位かつ個性的な描写で多くのファンを魅了してきました。
  • 大口径広角レンズへの挑戦
    21mmという超広角でありながらF1.8という明るさを実現するために、複雑なレンズ設計と高い製造技術が求められました。コシナの精密な技術力が、この“レアスペック”を可能にしています。
Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherica

④ Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMの豆知識

「知っておくともっと撮影が楽しくなるポイント」

  1. VMマウントの可能性
    ライカMマウント互換のVMマウントを採用。対応するレンジファインダーカメラはもちろん、マウントアダプターを用いればミラーレス一眼などでも運用できます。
  2. フィルター径58mm
    広角レンズとしては扱いやすいフィルター径。NDやC-PLなどのフィルターをつけることで、さらなる表現力アップを狙えます。
  3. 金属外装の高級感
    レンズ本体には金属パーツが惜しみなく使われ、質感の高さと耐久性を両立。所有欲を満たしてくれる仕上がりです。
  4. 生産完了品(ディスコン)
    すでに生産が終了しているため、在庫や中古市場で見つけたときが購入のチャンス。人気が高く、状態の良い個体はすぐに売り切れてしまうことも。

⑤ Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMのスペック

「具体的な特徴を一覧で把握しよう」

項目仕様
製品名Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VM
マウントVMマウント(ライカMマウント互換)
焦点距離21mm
開放絞り値F1.8
絞り範囲F1.8 ~ F22
レンズ構成9群13枚
最短撮影距離約0.5m
フィルター径58mm
絞り羽根10枚
フォーカス方式マニュアルフォーカス
重量約412g(フード除く)
対応カメラ(例)レンジファインダー(ライカM互換)、ミラーレス(アダプター使用)

• 高解像度と豊かな発色
広角域の周辺部までしっかりとシャープに描写してくれるうえ、色乗りの良さも魅力的。風景写真はもちろん、人物やスナップでも印象的な色彩が得られます。

Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherica

⑥ Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMの特徴

「唯一無二の広角×大口径のコンビネーション」

  1. 広角でありながら開放F1.8
    21mmという超広角域でF1.8を確保するのは難易度が高く、他社製品と比較しても数少ない存在です。ワイドな世界観と明るいボケ味の両立は、本モデルの大きな魅力です。
  2. マニュアル操作の醍醐味
    フォーカスリングや絞りリングの感触は心地よく、ピント合わせの“ひと手間”が写真を撮る楽しみへと変わります。
  3. 逆光や夜景にも強い設計
    特殊レンズの採用やコーティング技術により、フレアやゴーストを抑える効果を発揮。光源が複雑なシーンでもクリアな画像が得られやすいと言われています。
  4. クラシカルな外観デザイン
    金属鏡胴に刻まれた距離指標や絞り指標が、オールドレンズ風の趣を演出。所有する喜びを倍増させてくれます。

⑦ Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMの人気

「熱い支持と高い希少性」

  • レンジファインダー愛好家にとって垂涎の一品
    ライカMマウント互換の高性能レンズは、フィルムからデジタルまで幅広い世代から支持されています。
  • ミラーレスユーザーからの評価
    アダプターを介してソニーEマウントや富士フイルムXマウントなどに装着して使用する人も多く、SNSや写真共有サイトでその作例をたびたび見かけます。
  • 生産完了品ゆえのプレミア感
    新品入手が難しいうえに、中古市場でも在庫が安定しにくいアイテム。見つけたら即購入を考える人も少なくありません。
Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherica

⑧ Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMのHowTo・使い方

「賢く使って写真表現をアップデート」

  1. 風景撮影での前景を活かした構図
    超広角の特性を活かし、被写体にぐっと近づいて撮影すると迫力や奥行き感が増します。
  2. 星景・夜景撮影
    F1.8という明るさをフルに活かして、夜空の星をより鮮明に捉えたり、街灯りのディテールを美しく再現したりできます。三脚を用意すれば長秒露光も楽しめるでしょう。
  3. スナップ写真での迫力ある表現
    人混みや街中の風景など、広い画角なら“その場の空気感”をダイレクトに伝えやすいです。被写体との距離感を意識すると臨場感ある一枚が撮れます。
  4. マウントアダプター活用
    フォーカスアシスト機能を備えたミラーレスカメラと組み合わせると、マニュアルフォーカスでもピント合わせが容易に。ライブビューでしっかり拡大してチェックすれば高い精度が期待できます。
Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherica

⑨ Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMのクロージング

「ここが決断のタイミング、あなたの写真ライフを変える一歩」

Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMがもたらす“ワイド&明るい”写真体験は、広角レンズの概念を大きく塗り替えるものです。特に、「もっとドラマチックに風景を収めたい」「マニュアルフォーカスでじっくり撮影を楽しみたい」という方にとっては願ってもない相棒になるでしょう。

さらに、このレンズは生産完了品というプレミアムな背景も相まって、手に入る機会が限られています。もし店頭やネットショップ、中古市場で運命的に出会えたなら、ぜひその時がベストタイミング。入手すれば、あなたのカメラバッグに一生モノの相棒が加わるはずです。

⑩ Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMの特記事項・注意

  1. 生産完了品のため在庫は流動的
    公式サイトや販売店、中古ショップでの在庫をこまめにチェックし、気になったら早めに検討するのがおすすめです。
  2. マウントアダプター使用時の注意
    カメラとの相性やアダプターの精度によっては、ピントの誤差が生じる可能性があります。純正または信頼性の高いアダプターを選びましょう。
  3. オートフォーカス非対応
    マニュアルフォーカスのみの仕様です。操作に慣れる必要がありますが、その分撮影の醍醐味を満喫できます。
  4. レンズフードの有無
    フードが別売となる場合があります。強い光源下や逆光撮影が多い方は、フードを一緒に揃えると便利です。
  5. 防塵防滴仕様ではない
    雨天や埃の多い環境での使用は十分注意してください。撮影後のお手入れや保管も大切です。
Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherica

まとめ

広角レンズの迫力ある視野と、F1.8の大口径による明るい描写が見事に融合したVoigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VM。伝統あるVoigtlanderの光学技術と、日本のコシナによる精密な製造が生み出した「ニュークラシック」とも言うべき逸品です。

雄大な風景や夜景、街角のスナップなど、幅広いシーンで表現力を飛躍的に向上させてくれるだけでなく、クラシカルな外観やマニュアルフォーカスの操作感は、写真撮影そのものをより楽しく、深みのある体験へと導きます。すでに生産完了品であり、中古市場でも人気の高いレアアイテム。もし「いつか手に入れたい」と思っているのであれば、出会える今こそがチャンス。ぜひ、あなたのカメラライフをこの特別なレンズとともに充実させてください。

参考UR:cosina製品ページ
https://www.cosina.co.jp/discontinued/ultron-21mm-f1-8-aspherical/

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